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超音波(エコー)検査



超音波(エコー)検査とは?

エコー検査は人の耳には聞こえないほどの高い周波数の音を身体の中に向けて発信し、その音の反射を利用して体内の臓器や血管の状態を画像として観察する検査です。安全性が高く、人体にとって無害な検査です。

検査の実際

検査時間は15~20分程度です。ベッドに寝ていただき(下肢血管の場合は座位で行う場合もあります)、エコーゼリーを観察部位に塗って、超音波を発信する医療器具(プローブ)をあてて検査をします。検査中は体の向きを変えたり、深呼吸や息止めをしながら観察します。
※超音波自体は体にあたっても痛くありませんが、検査の必要上プローブによる多少の圧迫を感じる場合があります。

当院で行う主なエコー検査

◆腹部エコー検査

肝臓、胆道(胆のう・胆管)、膵臓、腎臓、脾臓、消化管、腹部血管などを観察します。腹部の各臓器の悪性または良性の腫瘍や炎症性疾患のほか、結石や脂肪肝などの生活習慣病に関連の強い変化も発見できます。

1. 腹部エコーで発見できる病気

腹部エコー検査は、主に以下の臓器の病気を発見するのに役立ちます。
臓器 発見できる病気
肝臓
  • 脂肪肝(生活習慣病の影響で肝臓に脂肪がたまる)
  • 肝硬変(肝臓の線維化による変形・機能低下)
  • 肝臓がん(肝細胞がん)
  • 肝血管腫(良性の腫瘍)
胆のう・胆管
  • 胆のう結石・胆管結石(胆のう内・胆管内に石ができる)
  • 胆のうポリープ(多くは良性のコレステロールポリープ、大きい場合は注意)
  • 胆のうがん・胆管がん
  • 胆のう炎・胆管炎
膵臓
  • 膵臓がん
  • 膵炎(急性・慢性)
  • 膵のう胞(膵臓内に液体のたまった袋が形成される病変)
腎臓
  • 腎結石・尿管結石
  • 腎のう胞(液体のたまった袋)
  • 腎がん
  • 奇形・萎縮・腫大
  • 腎盂腎炎(腎臓の感染症による炎症)
膀胱・尿路・前立腺の病気
  • 膀胱がん・尿管がん
  • 尿閉(尿が出ず膀胱が緊満している状態)
  • 尿管結石
  • 前立腺がん・前立腺肥大
脾臓(ひぞう)
  • 脾腫(脾臓が大きくなる)(血液疾患や感染症・肝硬変の可能性)
  • 腫瘍
大動脈・腹部血管の異常
  • 動脈瘤(血管の膨らみ、こぶ)
  • 動脈解離(血管の内壁に裂け目ができ、血液が流れ込み血管壁が裂けてしまう病気)
婦人科(子宮・卵巣)臓器
  • 子宮筋腫・子宮がん・子宮内膜症
  • 卵巣がん・卵巣嚢腫・卵巣出血など
  • 異所性妊娠(子宮外妊娠)・正常妊娠
消化管
  • 虫垂炎・憩室炎
見える範囲での観察
  • 胃がん・大腸がん
  • 腸炎・腸閉塞・腸重積など

2. 適切な間隔(推奨頻度)

腹部エコー検査は、症状がなくても定期的な健康チェックとして受けるのが望ましいとされています。単一な臓器の検査ではないため汎用性が高い検査とされています。観察可能な臓器も多く、見つけられる疾患も多く、侵襲もないため非常に有意義な検査です。
  • 一般の健康診断:1~2年に1回
  • 高リスク群(家族歴がある病気、肝炎ウイルス感染者など):6か月~1年に1回
  • すでに疾患がある場合:医師の指示に従い、疾患にもよりますが3~6か月ごとの検査を検討する場合があります。

3. 受診のポイント

  • 特に自覚症状がない人でも、健康診断として定期的に受けるのが理想的です。
  • 基本的には対策型健診には組み込まれていないので任意型健診として希望者に行っていることが多いです。
  • 年1回が推奨です。
  • 肝炎ウイルス(B型・C型)に感染している人や、膵臓がんの家族歴がある人は短い間隔での受診を推奨します。
  • 生活習慣病(脂肪肝、高血圧、糖尿病)がある人も、定期的なチェックが重要です。

腹部エコーは放射線被ばくの心配がなく、安全な検査なので、定期的に受けることをおすすめします。

◆頸動脈エコー検査

脳へ血液を送る大切な血管である頸動脈(首の左右を走行)の動脈硬化の程度を観察します。動脈硬化によって厚くなった血管壁や壁に付着したプラーク(脂質異常症によって生じた脂肪などの塊)や血液の流れなどを調べます。
以下のような方は、頸動脈エコー検査を受けることをおすすめします。
  • 高血圧:高血圧は血管壁への負担が大きく動脈硬化を促進し、血管の狭窄や閉塞を引き起こす可能性があります。
  • 脂質異常症(高コレステロール血症):脂質異常(特に高LDL血症)は、動脈壁にプラークを形成し血流を妨げる原因となります。
  • 糖尿病:血糖値の高い状態が続くと、血管の損傷や動脈硬化のリスクが高まります。
  • 喫煙:喫煙は血管を収縮させ、動脈硬化の進行を早める要因となります。
  • 肥満:過度な体重は血管への負担を増加させ、血圧が上昇したり他の生活習慣病を発症し、動脈硬化のリスクを高めます。
  • 家族歴:家族に脳卒中や心筋梗塞を発症した方がいる場合、遺伝的要因でリスクが高まることがあります。
  • 加齢:年齢とともに動脈硬化のリスクは上昇します。
  • 頸動脈エコーの異常歴:以前検査を受けて異常を指摘された方は定期的な経過観察をお勧めします。

これらのリスク要因をお持ちの方は、頸動脈エコー検査を通じて血管の健康状態を確認し、早期の予防や治療につなげることが重要です。
検査ご希望の方は気軽にお声がけください。食止めも不要であるため、空きがあれば当日の検査も可能な場合があります。

◆心臓エコー検査

超音波(エコー)を用いて心臓の構造や機能を詳細に観察する身体に侵襲のない検査です。心臓の動きや逆流防止弁の状態・血流をリアルタイムで確認でき、心疾患の早期発見や診断に役立ちます。

以下のような方は、心臓エコー検査を受けることをおすすめします。
  • 胸痛や動悸、息切れなどの症状がある方:これらの症状は、心臓の異常・心臓の疾患を示す可能性があります。
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方:これらの疾患は、心臓に負担をかけ、心疾患のリスクを高める可能性があります。
  • 心臓病の家族歴・既往歴がある方:遺伝的要因により、心疾患のリスクが高まることがあります。
  • 心雑音を指摘された方:心雑音は、心臓の弁膜症などの可能性を示唆することがあります。
  • 不整脈を指摘された方:不整脈は、心臓の構造的な問題や機能的な異常と関連している場合があります。
  • 胸部レントゲン異常を指摘された方:心拡大や血管拡張などは心臓の負担の可能性を示唆することがあります。

当クリニックでは、最新の超音波装置を用いて、精度の高い心臓エコー検査を実施しております。ご自身の健康管理や症状の原因を明らかにするために、ぜひ一度ご相談ください。

◆甲状腺エコー検査

甲状腺の大きさや形、腫瘍の有無などを調べるための安全で痛みのない検査です。超音波を使って甲状腺の状態をリアルタイムで確認できるため、甲状腺疾患の早期発見に役立ちます。

以下のような方は、甲状腺エコー検査を受けることをおすすめします。
  • 健康診断で甲状腺の異常を指摘された方
  • 首の腫れやしこりが気になる方
  • のどの違和感や声のかすれがある方
  • 甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病など)の経過観察が必要な方
  • 原因不明の倦怠感や体重の変化がある方

甲状腺エコーで分かること
  • 甲状腺の大きさ・形の異常
  • しこり(結節)や腫瘍の有無
  • 甲状腺内部の血流の状態
  • 甲状腺炎の有無(橋本病・亜急性甲状腺炎など)

甲状腺の異常は自覚症状が少ないこともあります。気になる症状がある方や健康管理の一環として、検査ご希望の方は気軽にお声がけください。食止めも不要であるため、空きがあれば当日の検査も可能な場合があります。通常、甲状腺から分泌されるホルモン値の採血も一緒に行いますが、当日結果が出ないため後日の説明となります。

◆下肢静脈エコー検査

下肢(足の付け根から足首までの)静脈の状態を調べる検査です。血栓(血のかたまり)や静脈瘤(血管のこぶ)などの異常を発見し、深部静脈血栓症(旅行者血栓症:エコノミークラス症候群)や下肢静脈瘤の診断に役立ちます。

以下のような方は、下肢静脈エコー検査を受けることをおすすめします。
足のむくみやだるさが気になる
長時間の立ち仕事・デスクワークをしている
足の血管が浮き出てコブのように見える(下肢静脈瘤の疑い)
過去に深部静脈血栓症(DVT)を発症したことがある

下肢静脈エコーで分かること
  • 深部静脈血栓症(DVT)の有無
  • 下肢静脈瘤の程度や状態
  • 血流の異常(逆流や詰まり)
  • 静脈の炎症(血栓性静脈炎など)

足のむくみや痛み、血管の浮き出しなどが気になる方は、早めの検査をおすすめします。検査ご希望の方は気軽にお声がけください。食止めも不要であるため、空きがあれば当日の検査も可能な場合があります。

当クリニックのエコー検査体制について

当クリニックでは、最新のエコー設備・総合内科専門医の医師と認定超音波検査士の技師による精密なエコー検査と検査後の適切な生活指導や治療を実施しております。予約検査となっていますが、症状等があり医師が必要と判断した場合や予約に空きがある場合は当日の検査も対応可能です。ご自身の健康管理の一環として、ぜひご検討ください。