2024年を振り返って
2024年は大きな変革の年。
21年間続けた勤務医生活を終え、新たに開業医としての人生をスタート。医師人生としても折り返し地点、と自分の中では一区切り。医師人生第2章がスタート(まあ最終章な訳だが)。
開業して思ったこと
・医師であり経営者である
今までは医師100%。今は気分的には医師50%・経営者50%くらい。違う職業のような気持ち。自分は医師100%の方が肉体的にはきついが精神的には楽、だが色々考えることもあり経営者50%も楽しくやれている。惰性で刺激のない生活、思考を巡らせていない時間が多いことは自分には向かないので大変だがやりがいはある。世の中の社長はみんな大変だな、尊敬。
・発熱の人が多い
COVID-19の大流行は落ち着いてきたがまだまだインフルエンザもCOVID-19も多い。自分は勤務医時代から一人診察で触ったら毎回うがい・手洗い、今も欠かさない、1日何回していることやら。出来ることなら一生風邪ひきたくないから(笑)。皆さんもマスク・うがい・手洗い、お願いします。自分が感染するのは本人の責任だが他人に感染させないために。
・便秘の人が異常に多い
腹痛で受診する方は多い。総合病院で診療していた時と比較して原因が便秘ではないかと思うことが非常に多い。本人にその自覚がないこともこれまた多い。他の原因をみつけられていないだけかもしれないが。便秘のガイドラインも変わってきており、慢性便秘は長期予後に影響を与える可能性がある・QOLが低下する、と言われている。
そんなこともあり最近は当院検査技師と便秘の人のエコー、という何ともマニアックなディスカッションをしたりしている、だれが興味があるんだか。食べる・寝る・排泄する、という人として基本的なことがいかに重要かと考えさせられている。まだまだ学ぶことは多い。
・中東遠地域は小児科医が少ない、のか?
袋井や掛川からも小児の受診がある。ありがたいがそんなに遠くから来て頂く程の小児科診療が出来ているのか不安。小児科診療は好きな方、困っている人が多いので出来る範囲は何とかしてあげたい、と思って診療している。ただ、自分は内科医・消化器内科医なので小児科医と同レベルの診療を求められるとやや厳しい、逆を考えれば分かっていただけるとは思うが。自分で症状が伝えられる年齢の急性疾患(気道感染・胃腸炎・腹痛など)はおそらく問題ない、小学生以上なら急な腹痛などはエコー検査なども出来る分検査希望の方は当院で良いかもしれない。ただ、乳児の体調不良・小児特有の慢性疾患や定期通院が必要な疾患・皮膚や耳や眼疾患・発達障害などは小児科や各科受診を勧めさせて頂いている。無責任な診療はできないので申し訳ないがご理解下さい。
・病診連携はだいじ
病院とクリニックの役割分担はやはり大事。当院では慢性疾患の方はなるべく落ちついた状態を維持、急性疾患の方は的確な診断と治療・必要時適切な時期に紹介ができるよう努めている。入院や手術などは総合病院にお任せし、救急の受け入れをスムーズにしていただけるよう、状態の落ち着いている方の検査や通院は当院で可能なものは診ていきたいと考えている。“通院先の集約化”・“クリニックでも質の高い診療を”、という思いで開業したが少しずつではあるが目標に向かって進んでいる。自分ができることは有限、その範囲で医療の谷間と言われるこの地域に灯がともせますように。
・感謝
日々色々な人に感謝している。スタッフ・患者さん・業者さん・総合病院の皆さん、いつもありがとうございます。
多くの皆さんに支えられて当院は開院後約8カ月が経過しました。
2024年の1年間ありがとうございました。そして2025年はさらにより良い医療が提供できるように努力していきますのでよろしくお願いいたします。
こんなダラダラと長い文章を最後まで読んでくださったあなた、来年も幸ありますように、良いお年を。
21年間続けた勤務医生活を終え、新たに開業医としての人生をスタート。医師人生としても折り返し地点、と自分の中では一区切り。医師人生第2章がスタート(まあ最終章な訳だが)。
開業して思ったこと
・医師であり経営者である
今までは医師100%。今は気分的には医師50%・経営者50%くらい。違う職業のような気持ち。自分は医師100%の方が肉体的にはきついが精神的には楽、だが色々考えることもあり経営者50%も楽しくやれている。惰性で刺激のない生活、思考を巡らせていない時間が多いことは自分には向かないので大変だがやりがいはある。世の中の社長はみんな大変だな、尊敬。
・発熱の人が多い
COVID-19の大流行は落ち着いてきたがまだまだインフルエンザもCOVID-19も多い。自分は勤務医時代から一人診察で触ったら毎回うがい・手洗い、今も欠かさない、1日何回していることやら。出来ることなら一生風邪ひきたくないから(笑)。皆さんもマスク・うがい・手洗い、お願いします。自分が感染するのは本人の責任だが他人に感染させないために。
・便秘の人が異常に多い
腹痛で受診する方は多い。総合病院で診療していた時と比較して原因が便秘ではないかと思うことが非常に多い。本人にその自覚がないこともこれまた多い。他の原因をみつけられていないだけかもしれないが。便秘のガイドラインも変わってきており、慢性便秘は長期予後に影響を与える可能性がある・QOLが低下する、と言われている。
そんなこともあり最近は当院検査技師と便秘の人のエコー、という何ともマニアックなディスカッションをしたりしている、だれが興味があるんだか。食べる・寝る・排泄する、という人として基本的なことがいかに重要かと考えさせられている。まだまだ学ぶことは多い。
・中東遠地域は小児科医が少ない、のか?
袋井や掛川からも小児の受診がある。ありがたいがそんなに遠くから来て頂く程の小児科診療が出来ているのか不安。小児科診療は好きな方、困っている人が多いので出来る範囲は何とかしてあげたい、と思って診療している。ただ、自分は内科医・消化器内科医なので小児科医と同レベルの診療を求められるとやや厳しい、逆を考えれば分かっていただけるとは思うが。自分で症状が伝えられる年齢の急性疾患(気道感染・胃腸炎・腹痛など)はおそらく問題ない、小学生以上なら急な腹痛などはエコー検査なども出来る分検査希望の方は当院で良いかもしれない。ただ、乳児の体調不良・小児特有の慢性疾患や定期通院が必要な疾患・皮膚や耳や眼疾患・発達障害などは小児科や各科受診を勧めさせて頂いている。無責任な診療はできないので申し訳ないがご理解下さい。
・病診連携はだいじ
病院とクリニックの役割分担はやはり大事。当院では慢性疾患の方はなるべく落ちついた状態を維持、急性疾患の方は的確な診断と治療・必要時適切な時期に紹介ができるよう努めている。入院や手術などは総合病院にお任せし、救急の受け入れをスムーズにしていただけるよう、状態の落ち着いている方の検査や通院は当院で可能なものは診ていきたいと考えている。“通院先の集約化”・“クリニックでも質の高い診療を”、という思いで開業したが少しずつではあるが目標に向かって進んでいる。自分ができることは有限、その範囲で医療の谷間と言われるこの地域に灯がともせますように。
・感謝
日々色々な人に感謝している。スタッフ・患者さん・業者さん・総合病院の皆さん、いつもありがとうございます。
多くの皆さんに支えられて当院は開院後約8カ月が経過しました。
2024年の1年間ありがとうございました。そして2025年はさらにより良い医療が提供できるように努力していきますのでよろしくお願いいたします。
こんなダラダラと長い文章を最後まで読んでくださったあなた、来年も幸ありますように、良いお年を。