グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



トップページ >  院長・スタッフコラム >  病院勤務からの転職

病院勤務からの転職


看護師になりたい!!、それが中学生の時に持った夢。

中学生の時、登校してきた同級生が目の前で倒れた、私は先生を呼びに行くことしか出来ず、何も出来なかった。その同級生はその後亡くなった。中学生だからしようがなかったけれど、何も出来なかったことが悔しかった。もう二度とこんな思いはしたくないと思った。元々、定期受診が必要な持病があり、手術を受けた経験から看護師という職業への憧れがあったが、この経験が「看護師になる!!」という強い想いへと変わった。最短で看護師になることができる道を選択し、20歳から総合病院で勤務することとなった。

総合病院では本当にたくさんの知識・技術を身につけることができた。病棟業務だけでなく、手術室や外来業務、化学療法や放射線治療、救急や内視鏡業務。看護師の中では珍しく病棟勤務より特殊部門での勤務が多かったため必死に勉強し技術を磨いた。緊急の処置・検査の対応もたくさん経験し、中学生の時の何も出来なかった自分から成長できたように感じた。

しかし、忙しく緊急検査や処置に追われる日々の中で患者様一人ひとりへの対応が疎かになっているのではないかと感じ、初心を思い出しこれで良いのかと自問自答を繰り返していた。私のしたい看護ってなんだっけ?あの時の同級生に胸を張って看護師として働く姿をみせられる?と考えた時、患者様一人ひとりとゆっくり向き合って関わりの持てる看護がしたかったということを思い出した。

そんな中で、尊敬できる先生と巡り合うことが出来た。知識・技術はもちろんのこと診断力の凄さに驚かされることばかりだった。家族が診察してもらった時、触診だけで原因を見つけてもらったこともあった。この信頼できる先生のもとで一緒に働き、そして自分の目指す看護をしたいと思った。そんな先生が開業する、らしいと伝え聞いた。

看護師としての勤続19年というキャリアは、私がコツコツと積み上げてきた大切な財産だった。でも、今変化を起こさなければこの先もずっと自問自答を繰り返す看護を続けていくことになるかもしれない。何より、信頼できる先生のもとで働けるチャンスは今しかない!!、転職することを決心した。

クリニック勤務を始めて半年、毎日笑いに溢れた環境でお仕事が出来ている。患者様一人ひとりと向き合い、時間をかけて説明や指導を行い、時には他愛のない世間話も。たくさんあるクリニックの中から、かかりつけとして当院を選択していただいた患者様の日常生活をサポートするため他のスタッフとともに、日々精進して参ります。