皆さん、臨床検査技師を知っていますか？コロナ禍でPCR検査を担当していたことで少し注目されました、医療職の1つです。
臨床検査技師とは、患者さんの診断や治療のために、医師の指示の下に血液・尿・組織などの検体を採取・分析することを生業とした国家資格を有する専門職です。一般的には主に以下のような業務を行っています。
1. 検体検査: 血液・尿・便・体液などの検体を用いて、生化学的、免疫学的、細菌学的な検査を行います。
2. 生理機能検査: 心電図や脳波、超音波検査（エコー検査）など、患者さんの体の機能を調べる検査を行います。
3. 病理検査: 組織や細胞の異常を調べるために、顕微鏡で観察し、癌や炎症の有無を確認します。
4. 輸血検査: 血液型の確認や、輸血に際しての安全性を確保するための検査を行います。

臨床検査技師は医師や看護師と連携し、正確な診断や適切な治療のために欠かせない役割を担っています。しかし、医師や看護師と比べると世の中の認知度はそれほど高くなく、縁の下の力持ちといった存在です。基本的にいろいろなものに興味を示し、コミュニケーション能力が高く、人の役に立ちたい理系の人、が臨床検査技師に向いています。
常勤の臨床検査技師が在籍しているクリニックは多くはなく、当クリニックでは超音波検査や採血、各種院内検査、内視鏡検査介助（認定消化器内視鏡技師資格も取得しました）、法律でできないとされる業務以外は事務作業から広報までなんでも屋・便利屋として働いています。

次回は総合病院に勤めていた臨床検査技師が「なぜつじファミリークリニックに転職したのか？」をコラムに投稿します！